障がい児を育てることは、健常児を育てるよりもはるかに多くストレスがかかると言われています。
親のストレスについてはこれまで多くの研究が行われており、わずかに障がい児を育てている親の方がストレスがかかっているという結果が出ました。
その理由は様々で、障害児を育てることへの支援が少なく、療育に行かせることで仕事にも影響しやすい。
健常児に比べると伝えても伝わりづらい部分がある。
そしていつまでも同じ様な問題が継続しやすい。
個人的に思うのは、子どもに注意する内容が、こんなことでという初歩的で本来ならできて当たり前のことが多いからというのもあると思います。
現在4年生の娘も、まだこんなことを親は許容しないといけないのか、まだこんなことで注意しないといけないのかとため息をつきたくなる時も正直あります。
それは本当に大したことない、本来なら4年生、できて当たり前のことばかり。
子育ては大変。私は健常児を育てたことがないので、その苦労についてはわからないけど
同じ4年生を見て思うのは、当たり前のことができているということ(当たり前だけど)
外でしていいこと、ダメなことの理解がありその通りに行動できる、突然場にそぐわない大きな声を出したりしない。感情のコントロールが上手など。
私はこのことができていれば、もう注意することなんてないんじゃないかと思う。
私の子育てはまるちゃんが当たり前なので、他と比べるのもおかしなことなのだけど、
きっと当たり前のこと、こんなことで注意している自分にも情けない時があってストレスがかかってくる。
前置きが長くなってしまったけど、
このようなストレスや、もっと大きなストレスがある〜っていう人向けに
今日はストレス軽減方法、親の思考法についてお話ししたいと思います。
障がいをもつ子どもの親の思考法(ストレスを減らす方法)
親が鬱にならないための対処法
発達障害児の親の不安は計り知れない。
成長がこのままなら、将来この子はどうなるんだろう。
このまま喋らなかったら、など考えることはたくさんある。
でも最初に伝えたいことは、どんな子どもも成長していくということ。
そして、みんな幸せになるために生まれてきているということ。
その子の幸せは、親が決める物ではなく、本人が決めるということ。
きっとどの子も、お母さんが優しくしてくれるだけで、楽しいところで遊んでいるだけで
幸せそうに笑っていたり、熱中している。
それが、その子にとっての幸せなんだって思うんです。
ただ、将来に対する準備を色々している親もいて、それが子どもにできる親としての愛情なんだなと感じる。
私はまだ何も用意はしていないんですが、
保険や、将来この就労施設が良い、お金を残す、将来的に子どものサポートしてくれる代理人を探すなど
子どもの成人後を考えて色々調べることも親の愛ゆえの行動なんでしょうね。
ただ、世界は急速なスピードで今後も変わっていき、将来については予測も不可能。
私たちが生きてきた時代とは異なる時代を生き抜くこととなる子どもたちを、
あなたが考えたことでサポートが本当にできるのか?
私はまだ時期早々だと思うので、お金だけ残していってますがそれくらい。
今、目の前の問題をまずは考えている方が、ストレスは少なくなります。
だって、将来について準備しても、それが完璧ではないことがほとんどだから。
まずは娘の場合は中学校をどこにいくかということを決めないと(笑)
鬱にならないためにも未来を考えすぎないというのも大切なことかもしれません。
親の思考法
今に集中
私は、今を重点的に見ていて、将来に対する不安は少しあったとしても、結局は今日の積み重ねが将来になっていくので、今を積み重ねることに集中している。
自分にできることを子どもをしていく
親ができることを子どもにするというのは当たり前のことだけど、
成長の後押しになることを、親自身も学んでいって欲しい。
例えば、食事療法やサプリメント療法、運動療法、本で勉強など
私はこの子にやれることをしているというのは、親としての自信につながる。
何も発達の後押しを子どもにしていない状態よりは、している時の方が安心感はあるし少しばかり前向きになる。
親も必ず運動をした方が良い。
運動をすることで鬱っぽい症状が軽減すると数ある本に書かれている。ランニングや、まだ子どもが小さい時は家でヨガなどがお勧め。体を動かすことで、前向きになることができる。
私も毎朝筋トレを5分間している。40秒して数秒休憩するという運動法。今はヒップアップに全集中している(笑)ユーチューブで見ながらするとカウントもしてくれるのでおすすめ。
本格的に運動をしたい方には、ヨガティブという初回無料ヨガの体験もあるのでこちらもお得。
自分も大切にする
発達障害児の親を見ていて思うのは、自分のことは後回しで子ども中心であることはもちろん
自分を責める人もいる。
自分のせいでこの子は障がいになった、自分のせいで。。。
正直私もそのように思っていた時期があった。
でも、自分を責める時間はもったいないと思うようになってきた。
それよりも
「さてこれからどうして行こうか」と言うことに全意識を集中して考えた方が良い。
それが結果として子どものためになる。
自分を責めない、自分を大切にしよう、ということ。
疲れたら、休んでいいし、頑張りすぎないことも大切。
子どもと離れたくなったら、預けてちょっと距離を置くのもいい。それで自分を責めなくてもOK。
公園などに遊びに連れて行ってくれる、児童発達支援や、移動支援なども親が一緒に遊べない時や付き添えない時は利用すると便利なのでまだの人は利用してみましょう。
自分の時間を作る
子どもが寝ている時間や児童発達支援などを利用して、自分だけの時間をとることも大事。
私の場合は朝4時半〜5時から起きて自分のやりたい活動している。
親も、休憩するときは休んで、自分の楽しいことを子ども以外でも見つける。
運動して、食事もきちんと食べる。
余計ストレスになるようならしなくてもいいですが、親もたまにデトックスが必要なので断食がおすすめ。
断食は思考もシンプルにしてくれる。
今を精一杯進んでいけば、きっと明るい未来になると思う。
だから自分を大切に。それが子育てで一番大切なこと。
今に全集中のマインドフルネス
マインドフルネスというのは今に意識を向けるということ。
スマホでネットと簡単に繋がれるので、今に意識を向けることが現代人は少なくなってきている
ので意識しないとできない。
特におすすめは瞑想
一番今を感じやすいのは、やっぱり瞑想。
私はYouTubeで瞑想の動画を見ながら数分だけでも瞑想している。
最初は頭の中で色々考えてるけど、慣れてくると頭の中が空っぽになる時がある。息をしている自分に全意識集中していく。お腹の膨らみを感じて、大地からエネルギーをもらっていると想像しながらすると、音楽にも癒され、終わったあとはスッキリした気分になるのでおすすめ。
発達障害への知識を深める
本を読んだりして、常に親も学ぶことが大切。子どものことをより理解できることで、自信につながり余計なストレスも減ってくる。
本を読んで、実行する。を繰り返すうちに、親も子どもも一緒になって成長していくことができるので
とてもお勧め。
特に読んでおいた方が良い良書をご紹介します。
感覚運動系は木村順先生の本がお勧め
「小学校で困ること」を減らす親子遊び10: 6~12歳 発達が気になる子を理解して上手に育てる本 (実用単行本)
遊んでいるうちに手先が器用になる!発達障害の子の指遊び・手遊び・腕遊び 感覚統合をいかし、適応力を育てよう3 (健康ライブラリー)
発達障害の子の読み書き遊び・コミュニケーション遊び 感覚統合をいかし、適応力を育てよう2 (健康ライブラリー)
ソーシャルスキルは本田秀夫先生がお勧め
自閉症スペクトラムの子のソーシャルスキルを育てる本 幼児・小学生編 (健康ライブラリー)
自閉症スペクトラムの子のソーシャルスキルを育てる本 思春期編 (健康ライブラリー)
ABAを日常でする方法を学べる
お子様が小さい方にもお勧め
発達障害の子どもを伸ばす魔法の言葉かけ (健康ライブラリー)
たくさん読んで知識がつけば、子育てへの自信にも繋がるので、ぜひ一度手にとってみてください。
まとめ
- 将来を考えすぎず、今できることに集中すれば前向きになれる
- 自分を責めず、自分を癒す
- 運動をする(筋トレ、ヨガ、ランニング、ウォーキングなど)
- 自分の好きなことをする時間をとる(私は早起きした時間を利用)
- 発達障害関係の本をたくさん読んで知識を深める(知識があると子育てに自信がつく)