なぜ自閉症の人は手先が不器用であったり
動きがぎこちないの?
その原因や改善策はないの?
こう思っている方向けの記事です。
自閉症は手先が不器用
自閉症や発達障がいのお子さまは、
からだの使い方が、ぎこちなかったり、
不器用さがあったりしますよね。
ハサミで紙を上手く切れない、ボタンをとめるのに時間がかかる
靴ひもが結べないなど、
一つ一つ訓練していても、なかなか不器用が改善しないこと、
ありませんか?
その不器用の原因の一つとされる、原始反射についてお話します。
原始反射とは
原始反射とは、赤ちゃんの時にある反射で、主に
- モロー反射→モロー反射は、驚愕時に両手を広げる反射、多動性や落ち着きのなさにつながる
- 新生児プランター反射→足の過敏や歩く走るなどの不器用さにつながる
- 足底把握反射→足底にものが触れると把握しようとする反射、残ると足の変形、足の過敏症
- 手掌把握反射(パーマー反射)→手掌に触れたものを把握する反射、手の不器用さにつながる
- 脊髄ガラント反射→おねしょや落ち着きのなさ
- 恐怖麻痺反射→残ると感覚過敏、引っ込み思案や極度な不安
- 緊張性迷路反射→残ると姿勢の悪さ、あらゆる視覚の課題、読字の困難、バランスの悪さ
などがあります。
これらの反射は随意運動が発達すると、だんだん消失していきます。
でも、現れる時期に見られない場合や、消失する時期に見られるときは、
脳や神経系に異常があるかもしれないのです。
実は、発達障がいの子どもたちも、
この原始反射が消失していない可能性があります。
そのことで、不器用になっている子どもたちもいるのです。
原始反射をとる方法
方法はいたって簡単。
反射の残っている部分に、よりたくさん刺激を与え続けるということ。
筆やスポンジを使ってもいいし、手でなぞってもいい。
そして、手足のトレーニング、ポーズをとる。右足左足右手左手を連動させるような動きなどなど。
私は↓こちらの本を見ながら、現在も続けています。
手のひらや、背骨のあたり、口元、足の裏などなど、とくに反射の残っていそうな箇所を刺激します。
できれば、毎日が理想です。
これに反応がなくなれば、消失したものとするのですが、娘まるちゃんの場合、手のひらは握るような動きをするし、他の運動も上手くないのがあるので、まだまだ継続中!
体幹を鍛えるのも大事
本にはさまざまなトレーニング方法も載っていて、体幹を鍛えることで、
姿勢がよくなり、学習への集中力も高まります。
もともと、娘は低緊張だったので、椅子に座るとぐにゃっと、だらしなくみえました。
でも体幹が鍛えられることで、ピンとしっかり椅子に座れるようになり、集中力もつくと、良いことずくめです。
娘も姿勢は良くなってきたかな。
わが家もまだまだ、トレーニングの最中です。
こちらの記事でも書いたのですが、発達障がい児に運動、体幹トレーニングは必須です。
しかも、できるだけ毎日したほうがいいので、親子で楽しみながら毎日できると、より効果も早くなります。
原始反射を消失させてから、トレーニングをする
どれだけ頑張ってトレーニングしても、なかなかできない事ってありますよね。
娘も、早々にトレーニングして出来なかったことが、やはり成長にあわせて出来るようになることも多かったです。
まだ、時期早々の場合は、まずは反射が残ってないかを確認し、もし
原始反射が残っているなら、取り除いてあげてから、トレーニングをするとより早く習得できたりします。
そのこその子によって、消失する時期も違うし、気付かずにいると大人になっても残っていたりもするので、
まずは反射の消失から、してみても良いと思います。
不器用の原因の一つである、原始反射。
あなたのお子さまは、大丈夫ですか?
原始反射のチェックできるサイトです↓
こちらで無料のチェックできます
YouTubeでも話してみたけど、まだまだトークが下手なのはご容赦ください🙏
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