自閉症の臍帯血、幹細胞治療
アメリカでは、自閉症スペクトラム(ASD)と診断された子どもは人口の1~2%とも言われ、ASDの治療法を模索している人も世界中に増えてきていると思います。
アメリカでは、毎年数十億ドルがASDの研究と治療に注がれています。
デューク大学医療センターで、ジョアン.グルツバーグ博士が実施した
【自閉症スペクトラム障がいの子どものための自家臍帯血注入】という研究が2017年に完了しました。
25人の2歳~6歳の子どもに臍帯血の注射をしました。
この研究の目的は、安全性の確認だったのですが、実際治療の結果も有効でした。
4人の子どもにアレルギー反応がでたものの、軽い副作用のみで、注射後6ヶ月で行動の改善がみられ、注射後12ヶ月でも改善は維持していました。
その後も研究は行われています。ただ改善はみられるが、完治したとは記述がないため、完治した子どもは今のところいないようです。
幹細胞治療は最近、自閉症やそのほかの病気の治療法として注目を集めています。
自閉症に臍帯血は効果あるの?
幹細胞治療に興味がある。
というかたむけに今回は記事を書いていきます!
自閉症への臍帯血、幹細胞治療の効果
自閉症スペクトラム障がいは、さまざまな研究から、脳の特定領域での酸素化の減少と、免疫系の機能不全によって引き起こされる腸内炎症が原因の一つと言われています。
臍帯血幹細胞による治療は、障がいや病気の影響をうけた細胞を再生したり、置き換えることを目的としています。
自閉症には、脳への血流と酸素の流れを改善し、損傷したニューロンを置き換えて、新しい動脈の形成を刺激します。
これにより、
- 消化改善
- セルフケアスキル向上(身辺自立)
- ライティングスキル向上
- 言語スキル向上
- 集中力、注意力がつく
- 恐怖心が減る
- 動作の改善
などの、効果があります。
臍帯血、幹細胞治療の種類
種類は国によっても違うのですが、
- 自分の臍帯血を使う
- 兄弟の臍帯血を使う
- 寄付された他人の臍帯血を使う
- 自分の骨髄液を培養して使う などです。
一番安全性の高いのは自分の臍帯血です。
拒否反応もなく、副作用が少ないのが良い点ですが、なかなか子どもの臍帯血を保管している人は日本人には少ないですよね。
私ももちろん臍帯血保管していないので、残念ながらこの治療は、できません。
次に妹弟の臍帯血を注射するやり方
こちらは姉弟なので、比較的拒否反応も少ないほうではあります。これから二人目を産むってかたは、臍帯血保管しとくのも一つの方法です。
ただ、保管も料金は高いです。調べたら日本にも臍帯血保管できる会社があるので、興味あるかたは調べてみてください。
骨髄などに比べ、臍帯血は最も効果があるとされています。
幹細胞治療による副作用
自家臍帯血を使用できるなら、副作用はほとんどないそうですが、
ここでは、他の人の幹細胞を使った治療の副作用について調べたことを書いていきます。
この治療法による最大のリスクは、患者による拒絶反応です。
体の免疫系は、別の患者から新しく注入された細胞を侵入者と識別し、それらを破壊する可能性があります。
※(ただし、自分の幹細胞を使用する場合は拒否の問題は発生しません。)
ほとんどの研究では、自閉症治療のための幹細胞治療を受けたことによる副作用はほとんどありませんでした。
実際ほとんどの患者は、治療後の状態はそれほど深刻ではないと報告されています。
幹細胞治療の現状と自閉症患者への応用については慎重に見ていく必要があります。
世界中(イギリス、ドイツ、タイ、メキシコ、パナマ)に幹細胞治療を受けれる施設も多くありますが、値段も国によって違いますし、医療体制なども現状どの程度なのかは現地に行ってみないとわからないことも多いと思います。
まだまだ、日本から気軽に受けられる治療法ではないですが、この治療をしている人も海外では増えてきているようです。
ちなみに別の障がいで日本からメキシコに脊髄幹細胞治療をしに行った日本人もいるので、私も現実的に考えています。
メキシコは滞在場所、治療費コミコミで8000ドルほど。タイも同じぐらいの値段でした。
あとはドイツは12000ドルほど、パナマは調べてないですがもっともっと高いみたいです。
より、この治療法で、脳の再生や腸の再生ができるのなら
とても有益な治療法ですよね!
今後の研究にも期待しつつ、自閉症がこの治療で完治する未来も近いかもしれません。
今回は海外での臍帯血、幹細胞治療についての記事でした!
自閉症はミネラル不足で、娘もマグネシウムや亜鉛などのサプリメントを飲んでいますが、特にマグネシウムはサプリだと吸収率があまり良くなかったので、
最近はMCMのめぐみという飲むサプリメントのような、ウォーターサーバーで補給しています。
普通にサプリを飲むより吸収率が良いです。
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